安倍元首相銃撃 「公判前整理手続き」に山上被告出席の見通し

去年7月、奈良市で安倍元総理大臣が銃撃された事件で、殺人などの罪で起訴された山上徹也被告が、裁判に向けて来週初めて行われる、争点などを絞り込む「公判前整理手続き」に出席する見通しであることが関係者への取材でわかりました。

去年7月、奈良市で安倍元総理大臣が銃撃された事件では、無職の山上徹也被告(42)が殺人などの罪で起訴されています。

裁判に向けて、今月12日に裁判所と検察、それに弁護士で争点などを絞り込む「公判前整理手続き」が奈良地方裁判所で初めて行われる予定で、山上被告がこの手続きに関心を示し、当日出席する見通しであることが関係者への取材で分かりました。

奈良地裁によりますと、手続きは非公開で行われ、当日は正面の入り口に臨時でゲート式の金属探知機を設置して、終日手荷物検査を行うほか、正午以降は敷地内の駐車場の利用を制限するということです。

こうした措置について奈良地裁は「警備上の理由」としています。