千葉 長生村 副議長にも辞職勧告決議 議長の暴行制止出来ず

千葉県長生村の村議会議長が公用車を私的に利用中、職員に暴力を振るった問題で、議会は7日、議長に続いて、現場の車に同乗していた副議長に対しても議員の辞職勧告を決議しました。

長生村では村議会の東間永次議長がことし4月、公用車を私的に利用中、車を運転していた女性職員をたたいて軽いけがをさせたとして罰金20万円の略式命令を受けたほか、議会から議員の辞職勧告を受けています。

議会では7日、公用車に同乗していた木嶋※晴一副議長に対しても「暴行を制止できなかった責任は重い」などとして議員辞職を勧告する決議案が提出されました。

採決は3人の議員が退席する中行われ、採決に参加した10人全員が賛成し可決されました。

これにより、長生村の議会は正副議長の2人がそろって辞職勧告を決議される異例の事態となりました。

辞職勧告を受けたことについて木嶋副議長は「村民のために一生懸命、頑張っていきたい」と述べ、議員を続ける考えを示しました。

一方、東間議長は体調不良を理由に7日の議会を欠席しています。

この問題では私的な利用にあたると知りながら公用車を使って議長と副議長を送迎するよう部下に指示したとして議会事務局の55歳の事務局長が戒告の懲戒処分を受けています。

※「晴」は「月」が「円」