トイプードルのアンズに感謝状 行方わからない女性を発見

行方が分からなくなっていた70代の女性の捜索に出動し、嗅覚を生かして無事、発見した茨城県警の警察犬、トイプードルのアンズが表彰されました。

表彰されたのは茨城県警察本部の嘱託警察犬で10歳のトイプードル、アンズです。

5月17日、県内で行方が分からなくなっていた70代の女性の捜索にあたりました。

手がかりは靴の匂いで、アンズは鋭い嗅覚を生かし、当初の目撃情報とは異なる方角にいた女性を発見しました。

7日は、水戸警察署で、青柳信明署長から、アンズの指導士の鈴木博房さんに感謝状が贈られました。
そして、ご褒美として、好物だという鶏肉のジャーキーが贈られ、アンズはおいしそうに食べていました。
アンズは7年前、小型犬として茨城県では初めて警察犬の審査に合格し、狭いところの捜索などに活躍していて、今ではアンズの子ども2匹も、嘱託警察犬として活動しています。

青柳署長は「小さな体でよくやってくれたと感動しました」と話していました。
指導士の鈴木さんは、「アンズは女性がいなくなったとされた方角とは別の方向に動き始めましたが、私はアンズを信じていました。これから、後輩の警察犬の指導にも貢献してほしいです」と話していました。