AIで婚活マッチングサービス 2組のカップルが夫婦に 滋賀

滋賀県が去年秋に始めたAI=人工知能を活用した婚活マッチングサービスで、先月までに2組のカップルが結婚を決め、県の担当者は「とても早く結婚につながり驚いています。今後も結婚の後押しをしたい」と話しています。

滋賀県が少子化対策などの一環として去年10月から始めた婚活マッチングサービス「しが結」は、自分が優先したい活動や考え、結婚相手にしてほしくない行動など、112の価値観をめぐる質問に答えると、AIが相性のいい相手を提案します。

滋賀県によりますと、
この「しが結」で先月25日までに、いずれも県内在住で、
▽20代のカップル1組
▽30代のカップル1組の
合わせて2組が結婚を決めたということです。

2組とも交際が始まってから3か月ほどで結婚を決めたということで、滋賀県は、お祝いの品を贈ることにしています。

「しが結」には、先月末の時点で824人が会員登録をしていて、AIによるマッチングでこれまでに75組のカップルが交際に発展したということです。

滋賀県子ども未来戦略室の小森麻由主任主事は「交際から結婚まで2年から3年かかるという統計もある中で、AIマッチングでとても早く結婚につながり、驚いています。今後も結婚の後押しをしていきたい」と話しています。