吉田正尚 サイ・ヤング賞投手から3安打 打率リーグ2位に

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手は6日相手の本拠地、クリーブランドで行われたガーディアンズ戦に2番・レフトで出場し、左右に打ち分けて今シーズン4回目の1試合3安打をマークし、打率は再びリーグ2位に上がりました。

前の試合で4試合ぶりにヒットがなかった吉田選手は、2020年にサイ・ヤング賞に輝いたシェーン・ビーバー投手と対戦し1回の第1打席でチェンジアップをはじき返してセンター前にヒットを打ちました。

3回の第2打席はストレートを逆らわずにレフト前に運び、2点を追う6回の第3打席は低めのスライダーを捉えて右中間を破るツーベースを打ってサイ・ヤング賞投手からヒット3本を打ち、後続のタイムリーでホームを踏みました。

このあとの2打席はファーストゴロと空振り三振でしたが、5打数3安打で先月30日以来、今シーズン4回目の1試合3安打をマークし、打率は3割1分9厘に上がって1日でリーグ2位に戻りました。

レッドソックスは8回に4点を取って5対4で逆転勝ちし、連敗を3で止めました。

吉田「どんどん振っていこうと思っていた」

試合後、吉田選手は「本当に接戦だったし、最後も1点差になったが1点1点の積み重ねが勝負を分ける。1球でしとめているということは、いいことかもしれない」と振り返りました。

ガーディアンズの好投手、ビーバー投手とは、ことし4月に初めて対戦した際は、3打席とも内野ゴロでノーヒットに抑えられましたが、この日は見事に攻略しました。

吉田選手はビーバー投手について、「前回の対戦では、ちょっと消極的に見過ぎていた部分もあった。コントロールがいいピッチャーだし、ある程度ストライクゾーンの中に投げてくるのは分かっていた。ゾーンに来たらどんどん振っていこうと思っていた」と話し、持ち味の対応力の高さを伺わせました。