大雨で1200棟以上が浸水 被災地で災害廃棄物の片づけ 和歌山

大雨の影響で、1200棟以上の住宅で水につかる被害が出た和歌山県海南市では、災害廃棄物の仮置き場が設けられ、片づけを進める市民が次々に運び込んでいます。

1245棟の住宅が水につかるなどの被害を受けた海南市では、災害廃棄物の仮置き場を2か所設置しています。

このうち、広場の駐車場に設けられた仮置き場には、使えなくなった家電製品や家具、畳などがトラックや車で次々に持ち込まれ、分別して廃棄されました。

海南市によりますと、県内をはじめ、大阪府や岡山県の自治体から職員や収集車が応援に入り、災害廃棄物の受け入れ業務などにあたっているということです。

20代の男性は「家の倉庫が水につかってしまいました。きのうも搬出に4往復くらいしましたが、水や泥につかったごみが、まだまだ残っています」と話していました。

海南市役所では、浸水の被害を受けた人を対象に、廃棄物を入れる袋や作業用手袋の無料配布が7日から始まりました。

60代の男性は「手袋は水にぬれたものを運ぶと、すぐだめになってしまうので、配布はありがたいです」と話していました。