LGBT法案 与野党双方提出の3法案 9日衆院内閣委員会で採決へ

LGBTの人たちへの理解を増進するため、与野党双方から提出された3つの法案について、衆議院内閣委員会は9日に審議を行い、その日のうちに採決することになりました。

LGBTの人たちの理解増進に向けて、
▽自民・公明両党は超党派の議員連盟がまとめた法案の文言を修正した与党案を提出した一方、
▽立憲民主党や共産党などは議員連盟のそのままの法案を、
また、
▽日本維新の会と国民民主党は共同で独自の法案を提出しています。

衆議院内閣委員会は7日、理事懇談会を開いて協議した結果、9日、3つの法案の審議を行ったうえで、その日のうちに、それぞれを採決することで与野党が合意しました。

委員会では与党案が可決されて来週にも衆議院を通過する見通しで、会期末が迫る中、成立するかが焦点となります。

公明 高木政調会長「何としても法案の成立を」

公明党の高木政務調査会長は、記者会見で「審議入りや採決の見通しが立ったことは、大変喜ばしい。提出されている3つの法案は、法制的な方向性に大きな違いがないので、最後まで国会の現場で協議を進めてもらいたい。法律が成立すると、政府の中で担当が明確になり、さまざまな施策も打てるようになるので、何としても法案の成立を期してほしい」と述べました。