放送文化基金賞に16の作品と14の個人やグループ

すぐれた番組や配信コンテンツ、それに放送技術の向上に貢献した人などに贈られる、ことしの放送文化基金賞に、NHK仙台放送局が制作したドキュメンタリーなど16の作品が選ばれました。

ことしの放送文化基金賞は、全国から寄せられた251件の応募や推薦の中から、16の作品と14の個人やグループが選ばれました。

このうち、
◇ドキュメンタリー部門では、
▽トランスジェンダーの人たちが直面する法律の問題を通じて「性別」とは何かを問いかけた、北海道放送の「性別は誰が決めるか~『心の生』をみつめて~」が最優秀賞に選ばれました。
▽優秀賞には、東日本大震災の際に患者を助けようと病院に残り、津波の犠牲になった医師や看護師たちの遺族や同僚の声を伝えたNHK仙台放送局の「NHKスペシャル海辺にあった、町の病院~震災12年石巻市雄勝町~」が選ばれました。
また、
◇ドラマ部門では、
▽関西テレビ放送の「エルピスー希望、あるいは災いー」が、
◇エンターテインメント部門では、
▽読売テレビ放送と中京テレビ放送の「~この後どうする?密着TV~終わりが始まり」が、

そして、
◇ラジオ部門では、
▽FM TANABEの『講談風大河ラジオドラマ「弁慶記」』が、
それぞれ最優秀賞に選ばれました。

また、
◇放送文化部門では、
▽ラジオをインターネットで聞くことができるサービス「radiko」の開発と普及に貢献した香取啓志さんなどが、

◇放送技術部門では、
▽高い品質の「音声合成」を実用化し、放送や防災の呼びかけなどに活用したNHKのチームなどが選ばれています。

放送文化基金賞の贈呈式は、7月13日に行われます。