米大統領選 共和党の立候補表明8人に トランプ氏批判前知事も

来年秋のアメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党の立候補表明が相次いでいます。東部ニュージャージー州のクリス・クリスティー前知事は6日、立候補を表明し、これで共和党からはあわせて少なくとも8人が名乗り出ました。

トランプ前大統領に批判的なことで知られるクリスティー氏は6日、東部ニューハンプシャー州で集会を開き、「利己的な人間はリーダーになるべきではない」と述べて、自身が来年秋の大統領選挙に立候補すると表明しました。

クリスティー氏は東部ニュージャージー州出身の60歳。

2010年からニュージャージー州の知事を務め、2016年に大統領選挙に立候補しましたが候補者選びの序盤で撤退し、その後はトランプ氏を支持して政権移行チームの一員にまでなりました。

しかし、トランプ氏が2020年の大統領選挙で敗れ、選挙結果を受け入れないと主張してからはトランプ氏を批判する立場に転じています。

共和党内では現時点で、トランプ氏に加えて、有力候補の1人とされる南部フロリダ州のデサンティス知事などこれまでにあわせて少なくとも8人が立候補を表明しました。

一方の与党・民主党はバイデン大統領が再選を目指して立候補すると正式に表明しています。