米国務長官 数週間以内に中国訪問か 複数の米メディアが報道

アメリカのブリンケン国務長官が今後数週間以内に中国訪問を目指して調整が行われているとアメリカの複数のメディアが報じました。ことし2月にアメリカ上空を中国の気球が飛行し、アメリカ軍が撃墜したことで、訪問は延期されていました。

このうち、アメリカのメディア、ブルームバーグは6日、複数の関係者の話として、ブリンケン国務長官が数週間以内の中国訪問を目指して調整が行われ、中国政府の高官と会談する計画だと報じました。

習近平国家主席との会談が行われる可能性もあると伝えています。

これについてホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は6日、記者会見で「政府高官の中国訪問について近く言及することになるだろう」と述べました。

ブリンケン長官の中国訪問は、当初、ことし2月に予定されていましたが、中国の気球がアメリカ上空を飛行し、アメリカ軍が撃墜したことで米中関係が一段と悪化し、訪問が延期されていました。
最近は外交レベルの対話がじょじょに再開しており、5日は北京で、アメリカ国務省で東アジアなどを統括するクリテンブリンク国務次官補と中国外務省の馬朝旭次官が会談しました。

ブリンケン長官の中国訪問が実現し、さまざまなレベルの対話を活発化させることができるのか、注目されています。