水路沿いのブーゲンビリア 見頃迎える 熊本 八代

熊本県八代市の水路沿いに、地域の人が17年前から植えてきたブーゲンビリアの花が見頃を迎えています。

ブーゲンビリアが咲いているのは、八代市の日奈久港につながる水路沿いです。

ここは八代市の市有地で、かつては雑草が生い茂っていましたが、17年前に近くに住む吉田隆義さん(77)が市の了承を得て、1人で雑草を刈り取ったあと、ブーゲンビリアを少しずつ植えてきました。

いまでは、水路沿いのおよそ400メートルにわたって、高さが4メートルまで成長した200本ほどの木が並んでいます。

ブーゲンビリアは見頃を迎えていて、赤や紫の花が海から吹く風にそよぐ様子を楽しむことができます。

6日の日中はあいにくの雨となりましたが、吉田さんによりますと、天気のよい休日には熊本県内だけでなく、福岡県や鹿児島県などからも多くの人が訪れるということです。

ブーゲンビリアの見頃は、来月上旬まで続きそうだということです。

吉田さんは「ことしもきれいに花が咲いてくれてうれしいです。大切に育ててきたブーゲンビリアを、県内外から見に来てくれて、とてもありがたいですし、地元の活性化につながってほしいと思っています」と話していました。