全仏オープン車いすの部 男子シングルス1回戦 小田ベスト8進出

テニスの四大大会の1つ、全仏オープンは車いすの部が始まり、男子シングルス1回戦で世界ランキング2位の17歳、小田凱人選手がストレートで勝ってベスト8に進みました。

全仏オープンは大会10日目の6日、車いすの部男子シングルス1回戦で小田選手は世界11位の荒井大輔選手と対戦しました。

第1セット、小田選手は立ち上がりから持ち味の力強いフォアハンドを見せて主導権を握ると、一気に5ゲームを連取し、このセットを6ー1で取りました。

第2セットは序盤、互いにサービスゲームをキープし合う展開でしたが、第5ゲームで小田選手が積極的に前に出てブレークを奪うと、その後は鋭いサーブからポイントを重ね、第10ゲームの最後はサービスエースを決めて、6ー4で取りました。

小田選手はセットカウント2対0のストレート勝ちで2年連続のベスト8進出を決めました。

17歳の小田選手は去年、四大大会初出場の全仏オープンでベスト4進出を決めたほか、ことし1月の全豪オープンで準優勝するなど、国枝慎吾さんの後継者とも期待され、史上最年少での四大大会制覇を目指します。