ロシアの治安機関「ウクライナがロシアでテロ行為を計画」

ウクライナと国境を接するロシア西部などで、砲撃や無人機による攻撃が相次ぐ中、ロシアの治安機関、FSB=連邦保安庁は6日「ウクライナの特殊機関がロシア国内でテロ行為を計画し、準備していたとするデータを入手した」と発表しました。

発表では、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長の指示で、ロシア国内に破壊工作活動を行うグループが設立され、この部隊がウクライナと国境を接するロシア国内の燃料施設などに対し航空戦力を使った攻撃を行ったとしています。

さらに、放射性物質をまき散らすいわゆる「汚い爆弾」を使用したテロ攻撃を計画していたとも主張し、ロシア側の作戦の結果、2人を拘束したとしています。

プーチン政権はこれまでもウクライナ側が「汚い爆弾」を使用する可能性があると一方的に主張していますが、ウクライナ側はロシアが情報をねつ造していると反発し、欧米各国も虚偽の情報だと非難しています。