中国とロシア “軍が合同で日本海などの空域をパトロール”

中国国防省は、6日、中国軍とロシア軍が日本海と東シナ海の空域で6度目となる合同パトロールを行ったと発表しました。
ただ、どのような航空機が参加したのかや、パトロールを行った具体的な空域などについては明らかにしていません。

中国国防省は「両軍の年度協力計画に基づくものだ」としています。

中国とロシアの国防省は、2022年11月にも、両国の空軍の戦略爆撃機が日本海や東シナ海などの上空で合同パトロールを行ったと発表するなど、軍事面の連携を強調しています。

2023年3月に行われた、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領との首脳会談の際、発表された共同声明では、合同パトロールや合同軍事演習を定期的に行うとともに、両軍の交流や協力を強化し、信頼関係をさらに深めることで合意していました。

韓国軍 ”中国とロシア 軍用機各4機が防空識別圏へ進入”

韓国軍の合同参謀本部は、中国とロシアの軍用機それぞれ4機が、6日正午前からおよそ2時間にわたって、日本海や、朝鮮半島南側にある韓国の防空識別圏に進入したと明らかにしました。

領空侵犯はなかったということです。

韓国軍は「防空識別圏に進入する前からこれらの軍用機を識別し、空軍の戦闘機を投入して偶発的な状況に備えた戦術措置を実施した」としています。

韓国の通信社、連合ニュースは、進入した軍用機には爆撃機が含まれていたとみられると伝えたほか、韓国側が警告を行ったのに対し、中国側がホットラインを通じて「通常の訓練だ」と伝えてきたとしています。