円相場 1円以上値上がり 米景気減速への懸念 円買う動き強まる

6日の東京外国為替市場は、アメリカの景気減速への懸念からドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は1円以上値上がりしました。

6日午後5時時点の円相場は、5日と比べて1円10銭円高ドル安の1ドル=139円30銭から32銭でした。

ユーロに対しては、5日と比べて83銭円高ユーロ安の1ユーロ=149円25銭から29銭でした。

ユーロは、ドルに対して1ユーロ=1.0714から16ドルでした。

市場関係者は「5日に発表されたアメリカの非製造業の景況感を示す経済指標が市場の予想を下回り、景気減速への懸念が広がった。このため、アメリカの中央銀行にあたるFRBが来週開く会合で、利上げを見送るのではないかという観測も出て、ドル売り円買いの動きが強まった」と話しています。