食品製造現場の人手不足に ロボットなど最新技術集めた展示会

食品の製造現場での人手不足が課題となる中、食材を容器に盛りつけることができるロボットなど、最新技術を集めた展示会が6日から始まりました。

この展示会は東京 江東区の東京ビッグサイトで開かれ、960社余りが出展しています。

このうち都内のロボットメーカーは、食材を容器に盛りつけることができる人型のロボットを展示しています。

このロボットは、2台を連携させて動かすことができ、ロボットどうしが作業を補うことで食品工場での作業を効率的に行うことができるとしています。
また、大阪の専門商社は、人がいなくても弁当の食材を自動で盛りつけることができる機器を展示し、食材が容器に盛りつけられる工程を紹介しています。

画像認識の技術やセンサーなどを活用し、から揚げやエビフライなど、形が違う食材も、同じハンドと呼ばれる先端部分でつかむことができるということです。

展示会を主催した「日本食品機械工業会」の南常之副会長は「日本の労働者人口が減る中で、食品工場の労働者の確保は急務だ。食品業界の課題を解決できるような場にしていきたい」と話しています。

この展示会は、6月9日まで開かれています。