
ロシア国防省 “日本海やオホーツク海で軍事演習開始” 発表
ロシア国防省は5日、極東の太平洋艦隊が日本海やオホーツク海で軍事演習を開始したと発表しました。
演習は20日まで行われ、艦艇60隻以上、航空機およそ35機、兵士ら1万1000人以上が参加するとしていて、国防省は太平洋艦隊の司令部があるウラジオストクから軍艦などが出航する様子を公表しました。
演習では敵を想定した潜水艦の追跡や、海上や上空の標的に対するミサイル発射の訓練などを実施するとしていて、対立するアメリカや日本を念頭にけん制を強める思惑があるとみられます。
また、ロシア国防省は同じ5日、ポーランドやリトアニアに隣接するロシアの飛び地、カリーニングラードに拠点を置くバルト艦隊も演習を開始したと発表しました。
さらに、ロシア軍の2機の長距離戦略爆撃機ツポレフ95がロシア北西部のバレンツ海や、ノルウェー海の公海の上空を飛行したと発表して映像を公開し、NATO=北大西洋条約機構に対するけん制を行っています。