全日空 イスラエルの航空会社と提携へ 航空便の共同運航など
全日空は、イスラエルの航空会社と新たに航空便の共同運航などで提携する方針です。国際線の旅客需要が急回復する中、コロナ禍で落ち込んでいた国際線事業の本格的な拡大を目指すことにしています。
全日空は、世界のおよそ50の都市との間で航空便を運航する「エルアルイスラエル航空」と業務提携する方針を固めました。
この航空会社は、ことし3月に成田空港とイスラエルの商業都市、テルアビブとを結ぶ直行便の運航を始めていて、今回の提携によってこの便を来年春をめどに全日空との共同運航にするということです。
イスラエルは中東のシリコンバレーと呼ばれ、日本からの進出企業が増えているほか、イスラエルからの訪日観光客も増えていて、全日空は旅客需要の拡大が今後、期待できるとしています。
世界の航空会社は3つの航空連合に分かれ、これまでは連合の中で提携する動きが一般的でしたが、エルアルイスラエル航空は、こうした航空連合に加盟していません。
全日空としては、旅客需要が急回復する中、連合に加盟していない航空会社とも提携を進めることで、国際線事業の本格的な拡大を目指すことにしています。