男子ゴルフ日本ツアー選手権 金谷拓実優勝 国内メジャー初勝利

男子ゴルフの今シーズン国内メジャー初戦となる日本ツアー選手権は、茨城県笠間市で第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、25歳の金谷拓実選手が通算11アンダーで、国内メジャー初勝利、ツアー通算4勝目を挙げました。

大会は3日、日没サスペンデッドとなり、最終日の4日は第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われました。

金谷選手は、通算11アンダーとして最終ラウンドを首位でスタートし、前半、5番のパー4でバーディーを奪います。

後半、13番のパー3でボギーとしたあと、15番のパー5は第1打を左にある隣のホールに打ち込むミスで、ここもボギーとし、この時点で通算10アンダーで22歳の中島啓太選手、韓国のソン・ヨンハン選手に並ばれます。

中島選手とソン選手が16番でスコアを落とす中、迎えた17番のパー4、金谷選手は第2打をピンそばにつけるスーパーショットを見せて、このホール、バーディーとし、中島選手らを突き放しました。

金谷選手は最終ラウンド、バーディー2つ、ボギー2つで回って通算11アンダーを守り、第1ラウンドからの首位を譲らずに優勝しました。

国内メジャー初勝利でツアー通算4勝目です。

金谷選手は「前の週の大会で優勝を逃してリベンジしたいと思っていた。17番は攻めるしかないと、開き直ってピンだけを狙って打った。これから海外の試合などチャンスも増えてくるので、もっともっと強くなって世界で戦えるように頑張りたい」と話していました。

2打差の2位には中島選手とソン選手、それに稲森佑貴選手と岩田寛選手の4人が並んで入りました。

メジャー大会2勝目をねらった蝉川泰果選手は、通算3アンダーの15位でした。