JR西日本 避難させた乗客に賞味期限切れの非常用食品配る

JR西日本は2日、大雨の影響で和歌山県内で運休した特急からホテルに避難してもらった乗客に配った非常用食品が賞味期限切れだったと発表しました。今のところ健康被害を訴える乗客はいないということです。

JR西日本によりますと、2日、新大阪駅を出発した特急「くろしお」が、大雨の影響で和歌山県海南市の加茂郷駅に8時間にわたって停車し、その後、運転を休止したため、乗客47人に和歌山市内のホテルに避難してもらったということです。

ホテルでは、乗客にアルファ化米やビスケットなどの非常用食品を配りましたが、3日、アルファ化米の賞味期限が去年2022年11月で切れていると乗客から指摘されたということです。

このため担当者が配付した乗客に連絡しましたが、配った47個のうち17個は回収できませんでした。

JR西日本によりますと今のところ健康被害を訴える乗客はおらず、個別に謝罪しているということです。