競泳 東京都選手権 男子100mバタフライ 松元克央が優勝

ことし7月に福岡市で行われる世界選手権に向けて、競泳の日本代表の選手たちが都内で開かれた大会に出場し、男子100メートルバタフライで松元克央選手が好タイムで優勝しました。

7月に世界選手権を控える競泳の日本代表の選手たちは、強化の一環として江東区の東京アクアティクスセンターで2日から行われている東京都選手権に出場しました。

このうち、男子100メートルバタフライの決勝では、日本選手権のこの種目で優勝した松元選手が出場しました。

松元選手は先月、3週間程度ヨーロッパに遠征し、大会に出場するなどして疲労が残る中のレースでしたが、前半から力強い泳ぎで2位で折り返すと、後半、伸びを見せてトップに立ち51秒62の好タイムをマークし、去年の世界選手権のこの種目の銀メダリスト、水沼尚輝選手らを抑えて優勝しました。

松元選手は、このあとに特別企画として行われた400メートルリレーでは、男子の日本代表の第1泳者として出場し、49秒05のタイムでトップでつなぐと、日本代表はそのまま逃げきって3分16秒11で1位でした。

松元選手はレースのあと、100メートルバタフライについて「疲労はすごくあるが、タイムもいいし、しっかり強化できていると感じたレースだった。世界選手権もすごく楽しみになった」と笑顔で話していました。

また、リレーについては「まだまだ世界のレベルに追いついてないことを感じた。自分がチームを引っ張るんだという気持ちで、少しでも海外勢に食らいついて次に渡すことができたらいい」と意気込んでいました。