陸上 日本選手権 女子三段跳び 森本麻里子が日本新記録で5連覇

陸上の日本選手権、女子三段跳び決勝で28歳の森本麻里子選手が14メートル16センチの日本新記録をマークし、24年ぶりに日本記録を更新して大会5連覇を果たしました。

大阪市で開かれている陸上の日本選手権は3日目、雨のため日程が1日延期された女子三段跳び決勝などが行われました。

女子三段跳びで、この大会4連覇中の森本選手は、ことし2月のアジア室内選手権で13メートル66センチの室内の日本新記録を出すなど、今シーズン好調で、4回目に13メートル81センチをマークしました。

直後の5回目では、追い風0.7メートルの中、助走からスピードに乗って14メートル16センチの大きなジャンプを見せました。

森本選手は、1999年のこの大会で花岡麻帆さんが出した日本記録を12センチを上回り、24年ぶりに日本記録を更新して大会5連覇に花を添えました。

2位に入った、高島真織子選手も13メートル82センチの日本歴代3位の好記録をマークしました。

森本「女子三段跳びを日本のお家芸に」

女子三段跳びで24年ぶりに日本新記録をマークして、大会5連覇を果たした森本麻里子選手は「助走スピードが上がっているという数値は出ていて、技術面とかみ合えば日本記録には届くだろうと思っていた。きょうは、助走でしっかりと腰回りが使えていて地面を押している感覚があった。すごくうれしいです」と手応えを口にしました。

そして「ことしは、世界選手権での活躍を一番の目標に掲げているので、そこに向けてアジア選手権などで結果を出せるように頑張りたい。まだまだ記録を伸ばして女子三段跳びを日本のお家芸と言われるようにしたい」と次の目標を語りました。