SuicaやPASMO 無記名カード 8日から当面販売中止 半導体不足で

交通系ICカードのSuicaやPASMOの無記名で利用できるカードの販売が今月8日から当面、中止されます。
世界的な半導体不足の影響でカードに必要なICチップの入手が困難になっていることが理由です。

JR東日本や、首都圏の私鉄などでつくるPASMO協議会は、交通系ICカードのSuicaやPASMOのうち個人情報をひも付けない無記名のカードの販売を今月8日から当面、中止します。

世界的な半導体不足の影響でカードに必要なICチップの入手が困難になっていることが理由です。

ただ、先月、在来線でSuicaのサービスが始まったばかりの青森県と岩手県、秋田県では販売を継続します。

一方、名前など個人情報をひも付けた記名式のカードや定期券と、短期間の訪日外国人向けに発券しているSuicaとPASMOは販売を継続します。

また、スマートフォンなどのアプリ「モバイルSuica」や「モバイルPASMO」は、引き続き新規に利用を始められるほか、発行済みのカードの利用も支障はありません。

JR東日本などは「必要数量のカードの製造が難しい状況となっています。ご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願いします」としています。