エンジェルス 大谷翔平 3試合連続ヒット 5打数1安打

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が1日のアストロズ戦で3試合連続となるヒットを打って、5打数1安打でした。

5月31日、今シーズン初めての2打席連続ホームランを打った大谷選手は6月1日、相手の本拠地、ヒューストンで行われたアストロズとの初戦に3番・指名打者で先発出場しました。

1回の第1打席は1アウト一塁の場面で、初球の高めの変化球を捉えてライト前へ運び、3試合連続のヒットをマークしました。

2回の第2打席はチームが1点を先制してなおも2アウト満塁と、追加点のチャンスで空振り三振となりました。

5回の第3打席はキャッチャーへのファウルフライ、7回の第4打席はセカンドゴロ。

9回の第5打席は6球目の変化球にタイミングを外されて空振り三振と、およそ2年ぶりとなる3試合連続のホームランは出ませんでした。

大谷選手はこの試合、5打数1安打で、打率は2割6分7厘でした。

エンジェルスは、今シーズン初勝利を目指す先発のデトマーズが5回に相手打線につかまり、2対5で敗れました。

また、エンジェルスのネビン監督が6回にストライクの判定をめぐって球審と激しく言い争って、退場処分となりました。

大谷選手は2日のアストロズ戦に、今シーズン6勝目をかけて先発登板する予定です。

大谷とバルデス 今シーズン2回目の投げ合いに

大谷選手は指名打者として先発出場した1日のアストロズ戦の前に、相手の本拠地「ミニッツメイド・パーク」のブルペンで35球を投げ、2日の先発登板に向けて調整しました。

アストロズの先発はエース左腕のバルデス投手で、先月9日に続き今シーズン2回目の投げ合いとなります。

前回の対戦で大谷選手は、右手の中指の爪が割れるアクシデントがありながら7回3失点と力投しましたが、バルデス投手はそれを上回る8回1失点、12奪三振の好投を見せ、大谷選手が今シーズン初の負け投手となりました。

この試合のあと、大谷選手は「相手がすばらしいピッチャーなので、ロースコアになるのはわかっていた。自分自身が打ってチャンスを作っていれば勝つチャンスはあったんじゃないかと思う」と3打数ノーヒットに終わったバッティングを反省していました。

およそ3週間ぶりの対戦となる今回は、大谷選手がバッティングでバルデス投手を攻略できるかも注目です。

また、1日の練習後には通算563本のホームランを打ってアメリカの野球殿堂入りを果たしたレジー・ジャクソンさんと対面し、激励を受ける場面もありました。

エンジェルスのOBでもあるジャクソンさんは、大谷選手について「君は誰とも比較できない選手だと伝えた。日本語でスペシャルとは何と言うのか通訳に聞いて、『君はトクベツだ』と言ったら彼は『ありがとう』と言ってくれた。本当に礼儀正しい人物だ」とたたえていました。