駐車場で男性が頭から血を流し死亡 殺人事件か 新潟 上越

1日夜、新潟県上越市の住宅の駐車場でこの家に住む62歳の男性が頭から血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。警察は殺人事件として現場から逃げた人物の行方を捜査しています。

1日午後7時45分ごろ、上越市大貫にある住宅の駐車場で「2人が言い争いをしている」などと近くに住む人から警察に通報がありました。

警察が現場に駆けつけたところ、この家に住む中村礼治さん(62)が頭から血を流して意識不明の状態で倒れているのが見つかり、市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

警察によりますと、目撃者の話から、中村さんは鈍器のようなもので襲われたとみられ、現場からは性別はわかっていないものの中肉中背で、黒っぽい服を着た人物が逃走したということです。

警察は殺人事件として逃げた人物の行方を捜査するとともに、近くの住民に対して注意を呼びかけています。

現場は上越市にあるえちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインの高田駅から南西に1キロほど離れた住宅が建ち並ぶ地域です。

現場周辺の小中学校 休校に

事件を受けて、新潟県上越市は、子どもの安全のため、現場周辺にある小学校9校と中学校4校の合わせて13の学校を休校にする対応をとっています。

近隣住民 “早く捕まって”

現場近くに住む子どもがいる40代の男性は、「怖いので、早く捕まってほしいです。子どもはきょうは休校になりましたが、土日も行事があるのでどうなるか心配です」と話していました。
現場近くに住む80代の女性は、「きのう午後8時ごろに家を出ると、警察官から鍵をかけて家の中にいるよう言われました。亡くなった中村さんは10年ほど前に引っ越してきて毎日にっこり笑ってあいさつをしてくれる優しい人でした。怖いので早く犯人が捕まってほしいです」と話していました。