大相撲夏場所で初土俵 大の里が相撲教習所に入所

2年連続で「アマチュア横綱」に輝き、大相撲夏場所で、幕下10枚目格付け出しとして初土俵を踏んだ大の里が6月1日、東京 両国の国技館にある相撲教習所に入所しました。

石川県津幡町出身で二所ノ関部屋の大の里は大学時代、アマチュア相撲の日本一を決める全日本選手権を2年連続で制して「アマチュア横綱」に輝き、幕下10枚目格付け出しとして初土俵を踏んだ5月の夏場所では、6勝1敗の成績を収めました。

6月1日は、東京 両国の国技館にある相撲教習所で、ことし3月の春場所と夏場所の新弟子検査で合格した力士とともに入所式に臨みました。

大の里は、ほかの部屋の新弟子と共に半年間、相撲の歴史や書道をはじめ、力士としての基礎や心得などを学びます。

入所式を終えた大の里は、「本当にお相撲さんになったんだなという感じだ。夏場所では最初に負けたが、その負けがあったから今の大の里があると言われるくらい強くなりたい。忙しくなると思うが頑張りたい」と話していました。

新十両 川副改め輝鵬「もっと強くなりたい」

また合わせて行われた卒業式に出席した新十両の川副改め輝鵬は、「大学で、卒業式は終わりかなと思っていたので、久々の卒業式は懐かしいし、うれしい。いいしこ名をもらったねと声をかけてもらい、応援してくれる人がいるので、もっと強くなりたい」と話していました。

そして、6月1日に引退した同じ部屋の元幕内の石浦については、「入門してからずっと付きっきりでトレーニングや相撲の取り口を教えてもらい、感謝の気持ちでいっぱいだ。この意思を継いで、もっと上に上がっていきたい」と話していました。

十両「伯桜鵬」に改名の落合 “重いしこ名をいただいた”

夏場所の十両で14勝1敗と大きく勝ち越した落合は、6月1日に行われた相撲教習所の卒業式に在所生として出席しました。

落合は、地元の鳥取にゆかりがある文字を入れた「伯桜鵬」に、しこ名を改名することになったことについて、「重いしこ名をいただいたと思っている。桜という字も入れたので、いつか桜を咲かせたい。地元が大好きだし、盛り上げたい」と話していました。