米研究グループ“北朝鮮 きのうとは別の発射台で作業継続”

アメリカの研究グループは、北朝鮮が31日、軍事偵察衛星を打ち上げたと発表した、発射場の衛星写真を分析し、31日使われた発射台とは別の発射台で活発な作業が続いていると指摘しました。北朝鮮は2回目の打ち上げを近く行う考えを示しており、関係国が警戒と監視を強めています。

アメリカの研究グループ「38ノース」は、北朝鮮が31日、初めてとなる軍事偵察衛星を打ち上げたと発表した、北西部トンチャンリ(東倉里)にある「ソヘ(西海)衛星発射場」を発射からおよそ4時間後に撮影した衛星写真の分析結果を公表しました。

それによりますと、31日使われた海沿いにある新たな発射台とは別の、過去に使われてきた発射台で、10台ほどの車両が確認され、活発な作業が続いていると指摘しています。

さらに、この発射台の近くには、大型トレーラーが止められていてロケット燃料を積んでいる可能性があるとしています。

作業が続いている理由について、研究グループは、「別の打ち上げが間近に迫っていることを示している可能性がある」としています。

キム・ジョンウン(金正恩)総書記の妹キム・ヨジョン(金与正)氏は1日、談話を発表し、2回目の打ち上げを近く行う考えを示しており、関係国が警戒と監視を強めています。