れいわ 櫛渕共同代表 10日間の登院停止 国会での不規則発言で

国会で不規則発言を行った、れいわ新選組の櫛渕共同代表は、10日間の登院停止の懲罰処分となりました。

れいわ新選組の櫛渕共同代表は、5月18日の衆議院本会議で採決が行われた際、壇上で紙を掲げながら「与党も野党も茶番」などと叫ぶ不規則発言を行い、31日の衆議院懲罰委員会で、10日間の登院停止とする案が賛成多数で可決されました。

これを受けて、6月1日の衆議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で、櫛渕氏を10日間の登院停止の懲罰処分とすることが決定しました。

このあと、細田議長が櫛渕氏を議場に呼び込み、「行動は不穏当なものと認め、10日間の登院停止を命ずる」と宣告しました。

櫛渕氏は、みずからの席で起立して宣告を聞いたあと、議長とほかの議員に対してそれぞれ一礼し、議場から退席しました。

衆議院で議員が懲罰処分を受けるのは、16年前の平成19年以来です。

櫛渕共同代表「国民におわび]

れいわ新選組の櫛渕共同代表は記者会見で、「私の行為によって登院停止10日間という重い処分を受け、国会の言論活動ができなくなってしまったことを国民におわびする」と述べました。

山本代表「重すぎる処分 不当以外のなにものでもない」

一方、山本代表は「重すぎる処分で、不当以外のなにものでもない。本会議や委員会で体を張るような行為を捨てるという宣言に等しい」と述べました。