パリ五輪マラソン代表選考レース MGC 大迫傑などが出場権獲得

ことし10月に開かれるパリオリンピックのマラソン代表選考レースへの出場権を獲得した選手が決まり、男子は、東京大会で6位に入賞した大迫傑選手など67人が、女子は、東京大会8位入賞の一山麻緒選手など29人がそれぞれ出場権を獲得しました。

MGC=マラソングランドチャンピオンシップは、ことし10月15日に国立競技場をスタートとフィニッシュとするコースで争われ、男女とも2位までに入れば、その場でパリオリンピックのマラソン代表に内定します。

MGCの出場権は、おととしの11月1日から先月5月31日までに対象のマラソン大会で、日本陸上競技連盟が定める記録や順位などの条件を満たせば獲得できることになっていました。

その結果、男子は東京大会で6位入賞し、一時、競技を離れていた大迫選手や、日本記録保持者の鈴木健吾選手、ことし3月の東京マラソンで日本歴代3位の好タイムをマークした山下一貴選手など合わせて67人が出場権を獲得しました。

一方で、東京大会の代表だった、中村匠吾選手と服部勇馬選手は出場権を獲得できませんでした。

一山麻緒選手
女子は東京大会8位入賞の一山選手や、いずれも東京大会代表の前田穂南選手と鈴木亜由子選手、それに去年の世界選手権9位の松田瑞生選手など合わせて29人が出場権を獲得しました。

ことし1月のマラソンで日本歴代2位の記録をマークした新谷仁美選手も出場権を獲得しましたが、新谷選手はMGCに出場しない考えを明らかにしています。

NHKはMGCの女子のレースを中継する予定です。