さらに4回、1アウト二塁の第3打席ではフルカウントからの6球目をフルスイングし、15号ツーランホームランを打ちました。2打席連続ホームランは今シーズン初めてで、飛距離は今シーズン最長の139.9メートルでした。
大リーグの日本選手で初めての1試合3ホームランがかかった7回の第4打席はフォアボールで、10対2と大きくリードした9回の打席で代打を送られ交代しました。
大谷選手は3打数2安打4打点、フォアボール1つで打率が2割6分9厘に上がりホームラン15本は、この時点でヤンキースのジャッジ選手の18本に続いて、アメリカンリーグの単独2位となりました。
エンジェルスは12対5で快勝し、ホワイトソックスとの3連戦を2勝1敗で勝ち越しました。

大谷翔平 2打席連続 14号と15号ツーランホームラン
大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が31日のホワイトソックス戦で今シーズン初めて2打席連続ホームランを打ちました。試合後、大谷選手は「いい球をしっかり打てているので良かった」と振り返りました。
30日のナイトゲームで13号ホームランを打った大谷選手は31日、ホワイトソックスの本拠地シカゴで行われたデーゲームに3番・指名打者で先発出場しました。
1回の第1打席は前を打つトラウト選手の13号ツーランホームランで2点を先制した直後で、変化球を打ち上げてセンターフライでしたが、3回の第2打席で初球をとらえてセンターへ2試合連続となる14号ツーランホームランを打ちました。


トラウト選手と大谷選手「トラウタニ」と呼ばれるエンジェルスの2人のスターがそろってホームランを打ったのは今シーズン5回目で、5試合ともエンジェルスが勝っています。
大谷「いい球をしっかり打てている」

試合後、取材に応じた大谷選手は「いい球をしっかり打てているので良かった。最後のフォアボールも、しっかり見えているのでいいかなと思う」と振り返りました。
ここ2試合でホームラン3本とバッティングの調子が上がっていることには「いちばんはやっぱり構え、見え方だと思っている。構えている段階で立ち遅れているなら振り遅れるし、いい構えなら難しいボールに対しても素直にバットが出てくる」と大谷選手がいつも使う、打席での相手ピッチャーやボールの「見え方」ということばを使って表現しました。
ここ2試合でホームラン3本とバッティングの調子が上がっていることには「いちばんはやっぱり構え、見え方だと思っている。構えている段階で立ち遅れているなら振り遅れるし、いい構えなら難しいボールに対しても素直にバットが出てくる」と大谷選手がいつも使う、打席での相手ピッチャーやボールの「見え方」ということばを使って表現しました。

大谷選手は自身の調子に合わせて打席で構える際にバットのグリップや重心の位置を微調整して臨んでいますが、報道陣から指摘されると「感覚はその時によって違うので、グリップは上げたほうがいいという時もあれば下げたほうがいいと思う時もある。重心も下半身を使いたい時は無理やり下げたりするし、バランスが悪いと思ったら上げたりもする。その合わせ方というのは、毎年調子の波があるがその時によって変わってくると思う」と説明していました。

そして「感覚はきのうくらいから変わってるかなと思う。それをしっかり継続するのも難しいし、また同じようになった時に戻すのも難しい」と、良い状態を持続する難しさを口にしました。
1試合で2本のホームラン 今シーズン初めて
大谷選手が第2打席に打った14号ツーランはホワイトソックスの先発、リン投手の初球、インコースの150キロのストレートを捉えてバックスクリーンに運びました。
大リーグの映像解析を行う「スタットキャスト」によりますと、飛距離は129.5メートル、打球速度は172.2キロの当たりでした。
15号ツーランは、再びリン投手のインコース高めの150キロのストレートを今度はライトスタンド上段に運び、飛距離は今シーズン最長の139.9メートル、打球の速度は179.9キロでした。
大谷選手が1試合で2本のホームランを打つのは今シーズン初めてで、大リーグ通算13回目です。
大リーグの映像解析を行う「スタットキャスト」によりますと、飛距離は129.5メートル、打球速度は172.2キロの当たりでした。
15号ツーランは、再びリン投手のインコース高めの150キロのストレートを今度はライトスタンド上段に運び、飛距離は今シーズン最長の139.9メートル、打球の速度は179.9キロでした。
大谷選手が1試合で2本のホームランを打つのは今シーズン初めてで、大リーグ通算13回目です。