ジャニーズ元所属タレント “ほかに十数人も被害 再発防止を”

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長から性被害を受けたという元所属タレントが立憲民主党の会合に出席し「ほかに十数人から被害を耳にした」と話したうえで、社会全体で再発防止に取り組んでもらいたいと訴えました。

立憲民主党の会合に出席したのは、かつてジャニーズ事務所にタレントとして所属していた二本樹顕理さんです。

二本樹さんは、中学1年生のときに活動を始めて3か月たったころから1年間で10回ほど被害にあったとし「抵抗したら事務所をやめさせられると思い拒絶できなかった」と話しました。

そのうえで「私が所属していた1年半だけで、ほかに十数人から直接、被害を耳にした。第三者が察知して警察に通報するような、子どもたちを守るシステムが必要だ」と述べ、社会全体で再発防止に取り組んでもらいたいと訴えました。

立憲民主党の長妻政務調査会長は「何十年も放っておかれた問題だ。党として法案を提出したので、今国会での成立を期すため、与党と実務者協議を進めたい」と述べました。