女子100メートルハードルの日本記録保持者で、大会連覇を目指す27歳の福部真子選手は「心臓がバクバクで、夜も寝られないぐらい不安な心境だ。自分の走りをして、まとめたレースができれば結果はついてくると思うので、笑って終わりたい」と話しました。
また、5月に横浜市で行われた国際大会「ゴールデングランプリ」で、福部選手を含む5人の日本選手が12秒台をマークするなど、レベルの高い争いが予想されることについて、「自分が陸上を始めてから、これほどハイレベルなレースを体験するのは初めてだ。集中力を切らさずに、自分のリズムで走れるかが鍵になってくると思う」と話していました。

陸上 日本選手権開幕を前に 連覇ねらうサニブラウンが意気込み
陸上の日本選手権が6月1日に大阪市で開幕するのを前に、男子100メートルで連覇をねらうサニブラウン アブデル・ハキーム選手が記者会見し、「すごく楽しみだし、いい姿を見せたい」と意気込みを話しました。
ことしで107回目を迎える陸上の日本選手権は、8月にハンガリーで開かれる世界選手権の代表選考を兼ねて、6月1日から4日間、大阪市の「ヤンマースタジアム長居」で行われます。
このうち、男子100メートルは、大会3日目の6月3日に予選、最終日の4日に準決勝と決勝が行われ、
▽9秒97の自己ベストを持ち、連覇をねらうサニブラウン選手を中心に、
▽去年2位だった地元、大阪出身の坂井隆一郎選手や、
▽9秒台の記録を持つ小池祐貴選手
などとの優勝争いが予想されます。
サニブラウン選手は、5月31日夕方、試合会場に隣接する施設で記者会見し、「スタートなど、冬から積み上げてきたことをしっかり出すだけだ。連覇は意識していないが、勝ちたい気持ちはある。観客も多く入ると思うので、すごく楽しみだし、いい姿を見せたい」と意気込みを話しました。
サニブラウン選手は、去年の世界選手権で、日本選手で初めて決勝に進み、7位入賞を果たしていて、この大会で、ことしの世界選手権の参加標準記録、10秒00を突破すれば代表に内定します。
NHKは大会のもようを、総合テレビやBS1で中継でお伝えします。
女子100mハードル 福部「笑って終わりたい」

男子3000m障害 三浦「いい緊張感持って臨みたい」

男子3000メートル障害の日本記録保持者で、おととしの東京オリンピックで7位入賞を果たしている順天堂大4年の三浦龍司選手は「世界選手権につながる重要な大会なので、いい緊張感を持って臨みたい。ラストの1000メートルでしっかり切り替えて、キレのあるスパートを出すことが目標だ」と意気込みを話しました。
そのうえで、今大会で3連覇がかかることについて、「自分が行きたい世界のステージに行くためには勝ち続けないといけない」と話しました。
そのうえで、今大会で3連覇がかかることについて、「自分が行きたい世界のステージに行くためには勝ち続けないといけない」と話しました。