パラ射撃 ワールドカップ 瀬賀が女子2位 パラ出場枠初獲得

来年のパリパラリンピックの出場枠がかかる射撃のワールドカップが韓国で開かれ、混合エアライフル伏射の「SH2」のクラスで瀬賀亜希子選手が女子の2位に入りました。この結果、パリパラリンピックの実施競技のうち、日本勢としては初めて射撃が出場枠1つを獲得しました。

パラ射撃のワールドカップは、41か国から227人の選手が出場して韓国で行われ、男女それぞれ上位1人がパリパラリンピックの出場枠1つを獲得できます。

日本は、テーブルの上にライフルを乗せる「SH2」のクラスの団体戦に、
▽リオデジャネイロパラリンピックなど3大会に出場した57歳のベテランの瀬賀選手
それに、
▽東京大会に出場した水田光夏選手
▽金尾克選手の3人が出場しました。

このうち、瀬賀選手は合計634.2点をマークし、全体で11位、女子の2位に入りました。

女子の優勝はフランスの選手でしたが、すでにパリパラリンピックの出場枠を獲得していることから、2位の瀬賀選手が出場枠1つを獲得しました。

来年のパリパラリンピックの実施競技のうち、日本が出場枠を獲得したのは射撃が初めてです。

日本は1チーム3人の合計得点で争われる団体戦で銅メダルを獲得し、この種目で20年ぶりのメダル獲得となりました。