全国の住宅着工戸数 3か月連続で減少 前年同月比11.9%減少

4月に全国で着工された住宅の戸数は6万7250戸と、去年の同じ月と比べて11.9%減少し、3か月連続の減少となりました。

内訳を見ると、
▽注文住宅を示す「持ち家」は1万8597戸と、去年の同じ月より11.6%減り17か月連続で減少しています。

また、
▽建て売り住宅やマンションなどを示す「分譲住宅」は1万9701戸と、去年の同じ月より21.8%減少したほか、
▽賃貸アパートなどの「貸家」は2万8685戸と、去年の同じ月より2.8%減って、26か月ぶりの減少となりました。

国土交通省は「分譲住宅と貸家の着工戸数が前年同月比でマイナスとなったのは、去年4月にマンションの着工が多かった反動が主な要因と分析している。また、一部の事業者からは、物価の上昇や資材価格の高騰などで消費マインドが低下し受注が減っているという声を聞いていて、こうしたことが住宅の着工戸数の減少の要因となっているのではないか」としています。