岸田首相 “重要法案の会期内成立を” 茂木幹事長に指示

国会の会期末を3週間後に控え、岸田総理大臣は自民党の茂木幹事長に、防衛費増額の財源確保に向けた法案をはじめとする重要法案を会期内に成立させるよう指示しました。

国会の会期末が6月21日に迫る中、岸田総理大臣は自民党の茂木幹事長と総理大臣官邸で会談し、終盤国会の対応を協議しました。

岸田総理大臣は「重要な法案が残っているので厳しい日程だとは思うが、会期内の成立に努力してほしい」と述べ、防衛費増額の財源確保に向けた法案をはじめとする重要法案を、会期内に成立させるよう指示しました。

これに先立って、自民・公明両党の幹事長と国会対策委員長が会談し出入国管理法の改正案など政府が提出したすべての法案の成立に向け、連携していくことで一致しました。

一方、自民党の高木国会対策委員長は、与野党から3つ提出されている、LGBTの人たちへの理解増進に向けた法案の取り扱いについて「成立に向けて、いま調整をしている段階だ」と述べるにとどめました。