覚醒剤1億2000万円余 密輸か 工具箱の上ぶたに切り込み

覚醒剤およそ2キロ、末端の密売価格で1億2000万円余りを航空貨物で成田空港に密輸したとして、稲川会系の暴力団員ら3人が逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれも指定暴力団稲川会系の暴力団員、
▽一柳敏春容疑者(50)
▽菊川伸一容疑者(51)
ら3人です。

警視庁によりますと去年11月、覚醒剤およそ2キロ、末端の密売価格で1億2300万円余りを航空貨物で香港から成田空港に営利目的で密輸したとして覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。

東京税関が到着した荷物の中にあった工具箱を確認したところ、厚さ3センチの上ぶたに切り込みが入れられ、中に覚醒剤が隠されていたということです。

荷物の送り先は、千葉県船橋市のアパートの空き部屋だったということで、警視庁が捜査した結果、3人が関わった疑いがあることが分かったということです。

警視庁は3人の認否を明らかにしていません。

警視庁は密売する目的で覚醒剤を密輸したとみて入手ルート詳しく調べるとともに、航空貨物を使って違法薬物を密輸したとして摘発されるケースが増加傾向にあることから警戒を強めることにしています。