「世界禁煙デー」にあわせ香川県の施設で終日禁煙の取り組み

31日は、WHO=世界保健機関が定める「世界禁煙デー」です。これにあわせて、香川県の施設では31日、1日全面的に禁煙とする取り組みが行われています。

このうち香川県庁の喫煙所では、灰皿に「使用禁止」と書かれた紙が貼られ、禁煙が呼びかけられたほか、県の職員が、それでも喫煙している人がいないかや、たばこのポイ捨てがないか、見回りをしていました。

厚生労働省が令和元年に実施した調査では、香川県内の喫煙率は16.6%と全国平均より1.7ポイント低くなっていますが、県は平成30年に策定したがん対策の推進計画で、今年度までに、県内の喫煙率を8%にまで下げることを目標に掲げています。

香川県健康福祉総務課がん対策グループの尾崎悠介主任は「終日禁煙の機会に、禁煙や受動喫煙による健康被害を、まわりの人に与えることを考えるきっかけになればいいのではないかと思います」と話していました。