天皇皇后両陛下と愛子さま 結婚30年を記念した企画展に

天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは30日夜、東京都内の百貨店で両陛下の結婚30年を記念した企画展をご覧になりました。

企画展は、平成5年6月9日に両陛下が結婚されてから30年になるのを記念して開かれていて、両陛下と愛子さまは、30日夜8時半すぎ、会場の東京・中央区の百貨店に到着されました。

1階のフロアには皇居での「結婚の儀」に続いて行われた車列によるパレードで両陛下が乗られたオープンカーが、当時の写真や映像とともに展示されています。

天皇陛下は「懐かしいですね」と笑いながら感想を述べられ、皇后さまも「ちょっと恥ずかしいですね」と話されました。
このあと、ご一家は、天皇陛下が「即位の礼」の儀式で身につけられた装束などゆかりの品や写真、およそ250点を集めた展示フロアに移動し、展示品を見ては思い出話をして笑い合うなど和やかなひとときを過ごされました。

説明をした担当者によりますと、愛子さまの高校の卒業式の写真の展示では、愛子さまが「前髪を切りすぎたんだよね」と話されると、皇后さまが「自分で切ったのよね」と振り返られ、ご一家で大笑いされていたということです。

鑑賞後の懇談では、皇后さまが「30年もたったのね。あっという間でした」と述べられたほか、天皇陛下が愛子さまからプロポーズのことばを「再現してみて」とリクエストされて苦笑いされる場面もあったということです。