皇后さま 皇居で蚕に桑の葉を与える「御給桑」の行事に

皇后さまは、皇居で育てている蚕に餌となる桑の葉を与える「御給桑(ごきゅうそう)」と呼ばれる行事に臨まれました。

皇室では、明治時代から歴代の皇后が蚕を育てていて、皇后さまも上皇后さまから伝統を受け継がれています。

皇后さまは、30日夕方、皇居にある飼育施設で「御給桑」に臨み、担当の職員に「蚕は順調ですか。大きくなりましたね」などと笑顔で話しかけながら、およそ3センチに育った蚕の上に、桑の葉を丁寧にかぶせて与えられました。

宮内庁によりますと、皇居で育てている蚕は、国産の「小石丸」など4種類で、いずれも順調に育っているということです。

皇后さまは、今後、繭の収穫なども行われます。