長野4人殺害 警察官1人は撃たれたあと刺された傷が致命傷に

5月25日、中野市江部で近くに住む村上幸枝さん（66）と、竹内※やす子さん（70）が刃物で刺され、その後、通報を受けて駆けつけた中野警察署の玉井良樹警部補（46）と池内卓夫巡査部長（61）が猟銃で撃たれるなどして死亡しました。

警察は、このうち池内巡査部長に対する殺人の疑いで青木政憲容疑者（31）を逮捕し、ほかの3人を殺害した疑いでも捜査を進めることにしています。

その後の調べで、警察官2人が乗ったパトカーのドライブレコーダーに容疑者が銃を撃つ様子が記録されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

記録された映像では、容疑者は池内巡査部長が座っていた運転席側の窓から車内に猟銃を2発、撃っていたということです。

警察によりますと、その後パトカーの後ろから助手席側に回り込み、ドアを開けて外に避難しようとする玉井警部補を刃物で刺したとみられ、この刺し傷が致命傷になったということです。

これまでの調べに対して「射殺されると思ったので駆けつけた警察官を殺した」などと供述していて、警察は強い殺意があったとみて調べています。

※「やす」は靖の「月」が「円」