「ガルパン列車」10年で引退へ 特別列車が運行 茨城 大洗町

茨城県大洗町が舞台の人気アニメのキャラクターがデザインされた鹿島臨海鉄道の車両が異なるデザインに塗り替えられることになり、28日、引退を記念したイベントが行われました。

茨城県内を走る鹿島臨海鉄道は、沿線の大洗町が舞台となっているアニメ「ガールズ&パンツァー」の主人公などがデザインされた車両を10年余り前から運行し「ガルパン列車」の愛称で親しまれてきました。

定期点検に合わせてことし9月までに異なるデザインに塗り替えられることになり、28日は引退を記念して現在運行中の2両を連結した特別列車が運行されました。

始発の大洗駅には全国から大勢のファンが訪れ、列車を写真に収めたり、特別なヘッドマークと同じデザインの缶バッジを受け取ったりして、別れを惜しんでいました。

東京から参加したファンは「思い出の列車だったので、最後の勇姿を目に焼き付けたいと思い参加しました。本当にさみしいです」と話していました。

大洗観光協会の大里明会長は「大洗町を盛り上げてくれた存在なので、町の商店街の人も残念に感じています。お疲れ様という気持ちです」と話していました。