中国海軍の空母「山東」など艦艇3隻 台湾海峡を通過

台湾国防部は、中国海軍の空母「山東」など艦艇3隻が27日、台湾海峡を南から北に向けて通過したと発表しました。台湾海峡の「中間線」より中国側を航行し、台湾軍の航空機や艦艇などが監視にあたったとしています。

「山東」は2019年12月に就役した中国で初めての国産空母で、先月、台湾とフィリピンの間のバシー海峡を通過して初めて太平洋に出て、戦闘機やヘリコプターの発着訓練を行ったことが確認されています。

「山東」はそのあと、再びバシー海峡を航行して南シナ海に入ったということで、今月上旬の中国の報道では「最近、母港に戻った」と伝えられていました。