大谷翔平 WBCでの活躍記念したセレモニー トロフィー受け取る

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が26日の試合前に、ことしのWBC=ワールド・ベースボール・クラシックでの活躍を記念したセレモニーに参加し、トロフィーを受け取りました。

セレモニーはカリフォルニア州アナハイムの本拠地、エンジェルスタジアムで26日のマーリンズ戦の前に行われ、大谷選手はユニフォーム姿で参加しました。

大谷選手はWBCでピッチャーとして2勝1セーブ、防御率1.86、バッターとしては打率4割3分5厘、ホームラン1本、8打点と投打に活躍し、日本を3回目の優勝に導いた上で、大会のMVP=最優秀選手とベストナインにあたる「オールWBCチーム」に投手と指名打者の2部門で選ばれました。
セレモニーには、同じくエンジェルスから「オールWBCチーム」に選ばれたアメリカ代表のトラウト選手とメキシコ代表のサンドバル投手も参加し、3人はそれぞれ記念のトロフィーを受け取って観客からの拍手に笑顔で応えていました。

また、この試合には北京オリンピックのスキージャンプ男子の金メダリスト、小林陵侑選手が観戦に訪れました。

大谷選手と同じ岩手県出身の小林選手は「アメリカでシーズンオフの合宿をやることも視野に来ているが、大谷選手を見てモチベーションを高めたい。WBCの期間中もヨーロッパから日本チームで応援していた」と笑顔を見せていました。

小林選手は先月から日本のジャンプ選手では異例のプロとして活動していて、「大谷選手は岩手だけでなく、日本のみんなが応援している。自分もそういう存在になれればという目標でもある」と話し、同郷で2つ年上の大谷選手に刺激を受けている様子でした。