コルスンスキー駐日大使はまず、ゼレンスキー大統領を広島空港で出迎えたときのことについて、「戦時下の大統領が遠く離れた日本に来るのは大きな挑戦だったが、各国からの首脳にウクライナへの支援を呼びかける絶好のチャンスになると思った」と振り返りました。
ゼレンスキー大統領が広島市の原爆資料館を訪問したときのことについては、「さまざまな展示を視察し非常に心を動かされた様子だった」と語りました。
とりわけ、展示資料の「人影の石」がゼレンスキー大統領に強い印象を残したとみられ、コルスンスキー大使も、「その直前まで人が腰掛けていたのに、原爆で吹き飛ばされ、その影だけが石に残されている。とても衝撃を受けました」と述べました。
ゼレンスキー大統領のG7対面出席「大きな挑戦だった」駐日大使
ウクライナのゼレンスキー大統領が先週、来日し、G7首脳会議に対面で出席したことについて、ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使が26日、都内でNHKのインタビューに応じました。

「人影の石」について語ったゼレンスキー大統領【会見全文】
そして、来月ロンドンで開かれるウクライナの復興支援会議のあと、日本でも支援について話し合う国際会議を開くことで日本側と協議していることを明らかにし、ウクライナの復興に日本の技術や知見が欠かせないという考えを強調しました。