台風2号 30日以降 沖縄接近おそれ 29日以降東~西日本で大雨も

大型で非常に強い台風2号はフィリピンの東の海上を西寄りに進んでいて、今月30日の火曜日以降、非常に強い勢力か、強い勢力で沖縄地方に接近するおそれがあります。
沖縄地方では大しけや暴風となるほか、29日の月曜日以降、前線の影響で東日本や西日本でも大雨となるおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。

【気象解説動画:48秒】
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大型で非常に強い台風2号

気象庁によりますと、大型で非常に強い台風2号は、27日午後3時にはフィリピンの東の海上を1時間に25キロの速さで西へ進んでいます。

中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

30日 火曜日以降 沖縄地方に接近するおそれ

台風2号は海上を西へ進んだあと、やや速度を落として進路を北寄りに変える見込みで、今月30日の火曜日以降、非常に強い勢力か、強い勢力で沖縄地方に接近するおそれがあります。

台風の接近に伴って沖縄・奄美では波が次第に高くなり大しけとなる見込みで、台風の進路によっては、沖縄県の先島諸島で30日の火曜日ごろから暴風となるおそれもあります。

比較的速度が遅いため台風の影響が長引く見込みで、十分な注意が必要です。

29日 月曜日以降 東~西日本 前線が長期間停滞か

また29日の月曜日以降、東日本や西日本に前線がかかり、日本海側から太平洋側に南下する見込みです。

東日本や西日本では長期間前線が停滞するほか、台風や高気圧の影響で湿った空気が流れ込み続けて各地で大雨となるおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。

本格的な雨のシーズンを前に、ハザードマップや避難場所を確認するなど、大雨への備えを進めるようにしてください。