競泳 パリ五輪・パラ両方の出場目指す石原愛依が練習公開

来年パリで開かれる、オリンピックとパラリンピックの両方の出場を目指す、競泳の石原愛依選手が横浜市内で練習を公開し、この夏、日本代表として臨む国際大会に向けて「日の丸を背負って戦えるから楽しみだ。自信を持ってパリオリンピックにつながる一歩にしたい」と意気込みを示しました。

21歳の石原選手は、高校3年生の時、世界ジュニア選手権女子200メートルの個人メドレーなど2種目で銅メダルを獲得し、健常者の大会で活躍しましたが、大学2年生の頃から視野が狭くなる症状が出始め、ことしからパラ競泳への挑戦を始めました。

来年のパリオリンピックとパラリンピックの両方の出場を目指す石原選手は26日、横浜市にある神奈川大学で報道陣に練習の様子を公開しました。

石原選手は、ことし8月に中国で開かれる国際大会に日本代表として出場する予定で、部員たちとプールサイドでストレッチや体幹トレーニングを行いました。

「視野は7割くらい」だという石原選手は、コースロープのほか、タッチの際はプールの壁も見えづらいということで、光を避ける専用のゴーグルを着けてクロールの強化に取り組んでいました。

練習前の会見で石原選手は、国際大会に向けて「緊張する部分もあると思うが日の丸を背負って海外で戦えるから楽しみだ。自信を持ってパリオリンピックにつながる一歩にしたい」と意気込みを示しました。