卓球 世界選手権 混合ダブルス 張本・早田ペア 2大会連続の銀

南アフリカで行われている卓球の世界選手権は大会7日目、混合ダブルスの決勝で、張本智和選手と早田ひな選手のペアは前回優勝の中国のペアにストレート負けし、2大会連続の銀メダルとなりました。

南アフリカのダーバンで行われている大会は7日目の26日、男女シングルスの準々決勝などが行われ、混合ダブルスの決勝では張本選手と早田選手のペアが前回大会、決勝で敗れた中国の王楚欽選手と孫穎莎選手のペアと対戦しました。

第1ゲーム、序盤は早田選手が得意のフォアを決めるなど、強打の中国ペアと互角の戦いを見せますが、徐々に相手の攻めに押されるとミスも相次ぎ、終盤5ポイント連続で奪われて6対11で落としました。

第2ゲームも中国ペアが主導権を握り、王選手に特殊な回転をかけるレシーブ『チキータ』を決められると、孫選手には強烈なフォアをコースに打ち込まれるなど一方的な展開となり、2対11で取られました。

第3ゲームは、張本選手も『チキータ』を決めるなど反撃を試みますが、日本の攻撃の一手先を読む中国ペアの勢いを止められず7対11で落としました。

張本選手と早田選手のペアはゲームカウント0対3でストレート負けし、2大会連続の銀メダルとなりました。

女子ダブルス 木原・長崎ペアが銅メダル

このほかの試合では、女子ダブルスの準決勝で木原美悠選手と長崎美柚選手のペアが中国のペアと対戦し、第1ゲームを取りましたが、その後3ゲームを連取され、ゲームカウント1対3で敗れて銅メダルとなりました。

早田は女子シングルスでメダル獲得確定

女子シングルスでは、世界10位の早田選手が世界3位の中国の選手と対戦し、ゲームカウント3対3の接戦となるなか、最終第7ゲームもデュースが続きますが、早田選手が21対19で取り、ゲームカウント4対3で勝って準決勝進出を決めました。

この種目では2017年以来のメダル獲得を確定させました。

一方、世界7位の伊藤美誠選手は世界4位で東京オリンピックの金メダリスト中国の陳夢選手にストレート負けし、準々決勝敗退となりました。

男子シングルスの準々決勝では、世界ランキング4位の張本選手が世界5位の中国の選手と対戦し、いずれのゲームも2点差以内の接戦となりましたがゲームカウント2対4で競り負け、この種目、日本勢44年ぶりとなるメダル獲得はなりませんでした。