猛烈な台風2号 29日以降 非常に強い勢力で沖縄に接近のおそれ

猛烈な台風2号はフィリピンの東の海上を西寄りに進んでいて、5月29日・月曜日以降、非常に強い勢力で沖縄地方に接近するおそれがあります。沖縄地方では大しけや暴風となるほか、台風から離れた本州付近でも雨などの影響が出るおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。

気象庁によりますと、猛烈な台風2号は午後3時にはフィリピンの東の海上を1時間に20キロの速さで西へ進んでいます。

中心の気圧は905ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は60メートル、最大瞬間風速は85メートルで、中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

この台風について、アメリカのJTWC=米軍合同台風警報センターの解析では、最大風速が60メートルを超え、「スーパー台風」だと発表しています。

台風2号は海上を西へ進んだあと、やや勢力を弱めながら進路を北寄りに変える見込みで、今月29日・月曜日以降、非常に強い勢力や強い勢力で沖縄地方に接近するおそれがあります。

台風の接近に伴って沖縄・奄美では次第に波が高くなり
▽沖縄地方では28日から、
▽奄美地方では29日ごろから大しけとなるおそれがあります。

台風の進路によっては、沖縄県の先島諸島で30日・火曜日ごろから暴風となるおそれもあるということです。

また、来週は前線が本州付近に停滞する見込みで、台風の進路などによっては、湿った空気が流れ込んで大雨となるおそれもあります。

気象庁は、沖縄・奄美では高波などに十分注意するとともに、広い範囲で今後の情報に注意するよう呼びかけています。