マイナカード トラブル 岸田首相が河野デジタル相に対策指示

マイナンバーカードをめぐるトラブルを受け、岸田総理大臣は、河野デジタル大臣に対し、データやシステムの再点検など再発防止に向けた対策を講じるよう指示しました。

松野官房長官によりますと、マイナンバーカードをめぐるトラブルが相次いでいることから、岸田総理大臣が25日、河野デジタル大臣に対して、データやシステムの再点検など再発防止に向けた対策を関係閣僚と連携して講じるよう指示しました。

松野官房長官は、「個人情報の保護に関する国民の信頼を損なう重大な事案であり、デジタル庁を中心に、関係府省庁が一丸となって国民の不安解消への対応を講じていく」と述べました。

そして、「新たな事案の発生が疑われる情報に接した場合には、速やかに担当省庁と状況の共有や対応を行い、国民に必要な情報を届けていく」と述べました。

岸田首相「万全の対策を迅速かつ徹底」

岸田総理大臣は経済財政諮問会議で「普及が進んだマイナンバーカードが、デジタル社会のパスポートとして本格的に機能していくには、個人情報保護と信頼確保が前提であり、現下の誤り事案を重く受け止める必要がある」と述べました。

そのうえで「マイナンバーカードの信頼確保に向け、事案に関するすべてのデータやシステムを再点検するなど、万全の対策を迅速かつ徹底して講じてほしい」と述べ、関係閣僚に対策の徹底を指示しました。