「スーパー台風」台風2号 来週沖縄に近づく可能性 本州も影響

日本のはるか南にある猛烈な台風2号について、アメリカの気象機関は「スーパー台風」だと発表しています。来週は、台風が沖縄に近づく可能性があるほか、本州付近でも雨などの影響が出る可能性があり、今後の情報に注意が必要です。

気象庁によりますと、猛烈な台風2号は午前3時には日本のはるか南のマリアナ諸島を1時間に20キロの速さで西へ進んでいます。

中心の気圧は910ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は80メートルで、中心から半径165キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

この台風について、アメリカのJTWC=米軍合同台風警報センターの解析では、最大風速が60メートルを超え、「スーパー台風」だと発表しています。

気象庁の予想では台風2号はこのあとフィリピンの東の海上を西へ進み、しだいにやや北寄りに進路を変える見込みです。

今月29日の月曜日ごろから沖縄地方に近づく可能性があり、沿岸は大しけとなるおそれがあります。

また、来週は前線が本州付近に停滞する見込みで、台風の進路によっては、湿った空気が流れ込んで雨などの影響が出るおそれもあります。

気象庁は最新の情報に注意するよう呼びかけています。